ポラテクノ,明るい環境でも視認性の良いディスプレイを開発

開発内容

ポラテクノと東北大学藤掛石鍋研究室のグループは、インセル染料系偏光子と量子ドットを液晶ディスプレイに使用し、ボトムエミッション構造とすることで、明るい環境でも視認性に優れる新規なディスプレイを開発。

従来のディスプレイ

従来のテレビやスマホでは、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイが広く使われています。
ですが、それらは明るい環境、例えば夏の日差しのある環境などでは、スマホの明るさを最大にしてやっと見えるかな、という状況だと思います。
しかもスマホの明るさを最大にすると消費電力がぐっと多くなってしまいます。

開発されたディスプレイ

インセル染料系偏光子と量子ドットカラーフィルターを 液晶ディスプレイに使用し、ボトムエミッション構造とした明るい環境下でも視認性に優れるディスプレイだそうです。
この開発されたディスプレイは、低消費電力化の実現に加え色再現範囲の向上も可能としているそうです。

開発状況

今回開発されたディスプレイの内容については、2017年12月6~8日に仙台で開催されたディスプレイの国際シンポジウム第 24 回 IDW(International Display Workshop)で発表され注目を集めたそうです。
製品化については3年後の 2020 年を予定しているそうです。

コメント

ポラテクノの公式ページにて従来のディスプレイと開発されたディスプレイの比較写真がありましたので拝見しましたが、非常に見やすくなっているようです。
従来と開発されたディスプレイを並べて置き、従来のディスプレイが視認しにくくなっている明るさでも開発されたディスプレイははっきりと読み取ることができました。
製品化が2020年ということでオリンピックイヤーに合わせてきた感じですね。
開発が順調に進めば世界的に売り込むチャンスが待っているので、今後に開発に期待したいです。

カテゴリー: kabu